|
当サイトでは、獣医師に関する情報を掲載していますが、実際に獣医師になるためにはどのようなプロセスを経るがあるのでしょうか? 獣医師というと町で開業している動物病院の獣医師を連想される方が多いと思いますが、獣医師の従事する仕事は多岐に渡っています。例えば食の安全を守る仕事、動物輸入品の検疫、人間のための薬作りなど、人間と動物の健康を守る多くの現場で獣医師は活躍しています。 |
||||
|
||
【獣医師になるにあたって】 冒頭で述べたとおり、獣医師の業務は多岐に渡っているため、獣医師には膨大な量の知識・技術が求められます。 それらを学ぶための第一歩として、まず獣医学を学ぶことが出来る大学(いわゆる獣医学系大学)に入学する必要があります。獣医学の教育を受けられる大学は、現在全国に16校あり、獣医学の基礎となる解剖学、薬理学、生理学から始まって、応用分野である公衆衛生学、感染症学、病理学、そして臨床分野である内科学、外科学、繁殖学などを学びます。 一般的に獣医学を学ぶ大学では科目のほとんどが必修であり、卒業に必要な単位も多いため、大学生活は忙しく厳しいと言われています。 【獣医師国家試験について】 獣医師系大学を卒業する学生は毎年約千名いますが、大学を卒業しただけでは獣医師になることは出来ません。獣医師になるためには農林水産省が実施する獣医師国家試験に合格し、獣医師免許を取得する必要があります。 国家試験は毎年3月に行われ、学説に関する試験と実地に関する試験が行われます。 出題範囲は、家畜解剖学、家畜生理学など18科目あり、2004年度の合格率は85.9%でした。 【国家試験合格後も勉強が必要…】 獣医師国家試験に合格し、獣医師免許を取得したとしても、一人前の獣医師となるためにはまだ学ぶべきことは沢山有ります。 動物医療の世界は日進月歩であり、新しい知識や技術が次々と報告されています。 大学での勉強を基礎として、資格取得後も多くのことを学んでいかないと、最新の医療を提供することが難しくなります。 動物病院に見てもらう側(ペットの飼い主)としては、よく勉強して最新の治療を施してくれる獣医師を選びたくなるのは当然だと思いますので、獣医師はある意味エンドレスで勉強をし続ける必要があると言えるのではないでしょうか。 |
|
|
|
|
|
|
|