【ペット保険を考えるにあたって】 　ペット保険を考える際に、元が取れるかどうかで加入を考える人もいますが、元が取れるかという観点でペット保険を考えてみると、それはなかなか難しいことだと言えます。 　何故なら、保険を請け負う業者は、加入者（飼い主）から預かったお金から、必要経費（人件費や運営費等）を差し引いた金額のみを給付の原資に当てるからです。 　加入者が掛け金を支払った時点で何割も差し引かれてしまっている訳ですから、個別のケースはさて置き、全体論で言えば元を取るのは不可能と言うことになります。 　では何故保険が必要なのかと言うと、一時期に高額の出費（治療費）が必要になった場合のリスクヘッジとしての役割があるからです。もしペットを手術した際に数十万円の治療費を請求されても、ペット保険である程度カバーできれば、家計に与えるダメージは小さくて済みます。 　 【ペット保険を取扱う業者について】 　ペット保険を取り扱っている業者は沢山ありますが、業者によって保障内容はかなり異なっており、その掛金も数百円から１万円以上まで様々です。また、業者のほとんどは生・損保などの保険会社ではなく、共済それも無認可共済に分類されるものです。 　無認可共済については、現在法的な整備がなされようとしていますが、まだしばらく時間が掛かりそうです。 　そうした意味で実際に加入を考える際には、「アイペットクラブ」「アニコム」「全国ペット共済会」など、ある程度名前の通った業者を選定するのが無難かもしれません。

◆「アイペットクラブ」お得プランの掛金（平成１９年５月２０日現在）   0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳〜 保障率 小型犬・フェレット 2,850 3,050 3,180 3,380 3,580 3,880 4,080 4,280 4,580   中型犬 2,980 3,150 3,350 3,500 3,750 3,950 4,250 4,480 4,650   大型犬 3,150 3,180 3,480 3,680 3,880 4,080 4,350 4,580 4,850 65% 猫 2,280 2,480 2,680 2,850 3,150 3,350 3,580 3,750 4,050   うさぎ・鳥 1,950 1,950 1,950 1,950 2,150 2,150 2,150 2,150 2,150

【さいごに】 　ペット保険に加入するかどうかは、その人の考え方次第ですが、飼っている全てのペットは病気になる可能性があります。 　その治療の際、一時的に大きな出費となるリスクを避けたいと言う方にとって、ペット保険は有効な手段の一つと言えます。前述したとおり業者によって保障内容は様々で、免責事項も当然違います。まずはインターネット等で幾つか保険の内容を確認し、自分のニーズに合ったペット保険を探すことが大切だと言えます。

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