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【ペット用サプリメントとは?】 犬や猫のためのペット用サプリメントは、大きく2つに分類されます。ひとつは、ペットフードだけでは十分な摂取が難しく、不足しがちなビタミンやミネラルを補うための栄養補助食品。そしてもうひとつが肥満対策、骨格維持など身体の生理学的機能をサポートする保健機能成分を含んだ保健機能食品です。 しかし闇雲に何でも与えればよいというものではありません。サプリメントのメリットをしっかり得るには、まず動物の状態をしっかりと把握し、何が必要であるかを知ることからはじめるべきです。 そのためにはサプリメントの基本情報をしっかりおさえておくことが重要です。 【ペット用サプリメントの法的な位置づけについて】 サプリメント先進国のアメリカでは、ペット用のサプリメントに関しても「ダイエタリー・サプリメント健康教育法」という法律が制定され、サプリメントの基準が確立されています。 一方日本ではサプリメントに対する明確な定義がされておらず、厚生労働省が定めた薬事法による規制を受けることはありません。 ペット用サプリメントは医薬品と食品との中間に属しているという観点から、メディカルフードとも呼ばれおり、動物達の生活の質(QOL)を保つ上で効果を上げることが期待できます。 しかし獣医学領域での研究はまだまだ発展途上であるため、不適切な表示や誤解を招くような情報だけが錯綜している部分もあるようです。 科学的根拠に基づいた成分を十分含有し、かつ事実を述べたサプリメントを選択することが必要となります。 【ペット用サプリメントの参入企業】 ペット用サプリメント市場への具体的な参入企業としては、(株)サンライズや現代製薬(株)、トーラス(株)などが挙げられます。 それぞれに特色がありますが、近年一躍トップランクに躍り出た(株)サンライズは、2002年の商品発売後、幅広い商品ラインナップをそろえています。特徴としては、「ギムネマ 体重が気になる愛犬に」などと、サプリメント成分とその訴求効果等を明確に提案していることです。 また老舗の現代製薬(株)もラインナップをそろえ、(株)サンライズとシェアを争っています。 また、「機能性」を訴求している商品を取り扱う企業もあります。ナモト貿易(株)の「ブレス・チュー」は、自然の原料で作られた愛犬用口臭防止タブレットです。おやつ感覚で簡単に与えることができ、様々な原因によって起こる口臭を自然の素材でクリーンにする口臭クリーナーとして販売されています。 これらのペット用サプリメントの販売チャネルは、ペット用母乳・ミルク類を含めるとホームセンターが約5割を占めており、その他のチャネルとしてペットショップ、スーパーマーケット、ドラッグストア、通信販売などが挙げられます。 【ペット用サプリメントの摂取の注意点】 ペット用サプリメントで先行しているアメリカの市場を見る限り、我が国においても大切なペットが快適な生活を送るために、サプリメント療法を取り入れることは、今後ますます一般的になって行くことと思われます。 しかし一方でサプリメントと治療のために動物病院から処方されている医薬品との間に起こりうる悪い相互作用も懸念されています。 現時点ではそれを結論付ける有効な臨床データは報告されていませんが、サプリメントと共に医薬品を併用する場合は、かかりつけの獣医師とよく相談する必要があります。 サプリメントが良さそうだからと言うことで安易に飛びつくのではなく、自分が飼っている犬や猫の状況をよく把握し、専門家のアドバイスを受けながらサプリメント選びを行うことが大切だと言えます。 |
(おすすめドッグフードについて) |
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